焚き火台をこさえたので、ソロキャン行ってきた
2020-01-12


 年末からブログをほったらかしにしておりました。鉄道模型の工作は少し休んで、焚き火台づくりに励んでいました。最近は、キャンプ場で直火が禁止されているところが多く、夏に行った伯耆大山(鳥取)の麓のキャンプ場もそうでした。でも、焚き火を見るととても気持ちが落ちつくので、焚き火台をこさえてみたくなったわけです。
 市販品では、スイスSTC社製のPicogrill398というのが気に入って、軽量な上、洗練されたシンプルなデザインと工夫された組み立て方法に、ちょっと心がグッときていたのです。しかし、構造がとてもシンプルなので、ステンレス材の工作とロウ付けのチャレンジも含めて、真似て作ることにしました。作例はネットにいくつか出ているので、フレームサイズなどを参考にさせていただきました。
 フレームの材料は、メインがφ4mmのステン棒(SUS304ではなく303でした:訂正)、補強にφ3mm。φ4mm棒をジョイントするためのφ5とφ6真鍮パイプ(強度をもたせるため2重にかぶせます)です。焚き火を置く台は、t0.3のステン板(SUS430)でつくります。フレーム曲げは、以前につくった羽子板ベンダーを使いました。
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   工作用紙に原寸図面を書いて、ベンダーで折り曲げ

 SUS304棒材の切断は、#0のバローべ糸のこ刃でおこないましたが、すぐに刃がだめになります。切削油をつけたらというアドバイスもいただいたのですが、逆に滑って切りにくいです。結局、彫金用CUTLUBを使いました。刃のかかりがよく、多少刃持ちがよくなります。SUS430板材は、やや硬いのですが、普通に#3/0でサクサク切れます。切削真鍮のような感じです。模型に使うなら、SUS430が扱いやすいです。ただ、入手しやすいハンズではt0.3、t0.5、t0.8、t1.0(泰豊製)しかなく、もう少し細かい刻みがあればと思います。ちなみに、置き台は下写真のように工作用紙を使い、現物あわせで何度かプロトタイピングしています。
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 メインフレームと補強フレーム、真鍮パイプの固定には、ロウ付けで行いました。今回初めてだったのですが、ネットの実例(ホント、YouTubeは参考になります)などをみてチャンレジしました。棒とパイプの固定は、簡単にきれいに流れてくれました。ただ、棒材のイモ付けは、うまく流れてくれない箇所もあって、もう少し修行が必要です。熱しすぎると、酸化してうまく流れないので、その按配を見極めるのがポイントです。
 こさえてみて、あらためてオリジナルのデザインと構成の良さに感じ入りました。この商品は他社同等品より高いのですが、その価値が十分にあります。これはやはりお勧めです。
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 フレームも真鍮パイプ部分が可動になっていて折りたためる

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組み立てたところ。焚き火の置き台は、嵌めあいになっている。

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   100均で買った金網(やわい)とスキレットを置いたところ

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[アウトドア]

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